KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

タイムプレッシャーが日記を書かせる

 fukufukuさんがおもしろいアンケート結果を公表している。Web日記を書くのにどれくらいの時間がかかるかというものだ。30分以内と60分以内の選択肢に度数が集まっている。私は確か60分内というところに回答したはずだ。

 パソコンに向かって入力しているのは確かに60分内だが、前日に下書きをしたり、メモを書いたりする時間をいれると60分ではすみそうにない。しかし、ちょっとしたことをメモするのはほんの数分なので意外にその時間をかき集めてみても長い時間にはならないかも知れない。「日記に書く内容を考えている時間」と「実際にパソコンに打ち込んでいる時間」はなかなかうまく分離できない。パソコンに打ち込んでいる間にも考えているわけだし。

 これはよく新聞調査などにある「テレビを見ている時間」の調査などにも通じる。私は「テレビをつけている時間」は長いが、実際に「見ている時間」はその何分の1かになってしまうだろう。テレビをつけたまま本を読んでいることも多い。

 私が日記を書く時間を「60分内」と回答したのは、それくらいであってほしいという願望も含まれている。それ以上の時間をかけると業務に支障が出るような気がするからだ。

 人は締め切りがなければ何も書かないものだ。日記というのは毎日が締め切りであるという意味で人に書かせる力を持っている。締め切りが毎日やってくる。しかも日記書きにかけられる時間は限定されている。まさにタイムプレッシャーが日記を書かせる。