KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

学芸大学集中講義1日目

 集中講義の初日である。30-40人の受講生と聞いて、そのつもりでプリントも用意してきたのだが、実際は6人。登録者は20人いたのだが、どうやらクリスマスということで敬遠されたようだ。気持ちを切り替えて、ゼミのような感じで進めていくことにする。幸いなことに、学生はやる気あり。NHKスペシャルの「学級崩壊」のビデオを材料として見てもらって、討論。そのあとに心理学理論はどのようにこれに対処できるかということをレクチャー。最後に自分の意見をまとめて書いてもらって今日は終わり。

 この番組をすでに見ていた学生も半数以上いた。教室を飛び出した子供を保健室でさとす先生の(番組上)涙を誘うシーンがあるのだが、そのシーンに対して、「先生のカメラ目線がいやらしい」というところまで見抜いている。ドキュメント番組にカメラ目線は致命的だ。それを指摘した学生もすごい。討論でも地に足のついた意見が次々と出る。彼女たちが学校の先生になるとしたら、うまく行くのではないかと予感させる。

 今日は学校システムの全体像をつかむのが目的。明日はコンピュータ教材を素材にして、教育工学の実習をする予定。院生の中村くんの出番である。私はアシスタントに回る。

 ではメリークリスマス! 私は実家の母親とケーキをつまむ。