KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

日記ファイル、日別か週別か

 高樹さんが日記ファイルの管理とリンクの仕方について書いている(1月16日付)。日記ファイルの作成の仕方については大きくわけて、一日ひとつタイプと一週間にひとつタイプとがあるが、一日一ファイル方式は作成するのも思ったよりも簡単で、ファイル名が一意に決まるので(アンカーをつかう必要もなく)外からリンクする場合も便利だというものだ。一日一ファイルはファイル数が増えるので煩雑な印象があるが、実際作成する時には前日のファイルをコピーして変更していくだけなのでそうでもないという。

 実は、私の日記ファイルは、仕事日記と多次元尺度は週別のファイル、休日日記は半月ごとのファイルになっている。しかし、高樹さんの意見を読んでから、一日一ファイルの方が合理的だなあと思うようになった。特に、リンクのしやすさは見逃せない。週別ファイルだと、アンカーを併用しなければ、リンクしたい内容に正確に飛ばすことができない。また、自分でテーマ別に日記を集めてリンク集を作る場合でも日別ファイルにした方が便利だ。ただしその場合でも、一日に二つ以上のテーマで書いた場合はアンカーを使わなければならないが。

 週別ファイルに利点があるとすれば、それはある日付の日記を読んだ時に、前後の日記が自然に目に入ってくるということだ。つまり、ある日付の日記を読むと、その前後の日記がスクロールの関係で目に入ってきて、それが前後のつながりを保証し、それで何か発見する可能性がある。特定の論文を探すために雑誌ページを繰っていると、偶然別の面白い論文を発見することがよくある。それと同じような効果が期待できる。

 仕事日記のように一週間でひとつの単位になっているものは、週別に書いた方がいいだろうし、積極的に日別にする理由がない。しかし、多次元尺度のように一日でひとつのテーマが決まっているものは、日別ファイルにした方が後で便利がいい。さらに言えば、休日日記のように一日で二つ以上のテーマを書くような場合は、テーマ別ファイルにする方がいいという主張も成り立つだろう。つまり、どこで一つの区切り(チャンク)とするかによって、ファイルの単位を決めればいいという原理が成り立つ。

 そう考えると、日記とは、まとまりのない24時間に区切りをつけることだとも言える。その場合は一日でひとつのファイルとすることは自然だ。

 というわけで、1999年になってまだ日が浅いので、これを機会に一日一ファイルに移行しようかと考えている。