KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

もりたまさんに遭遇する

 今日の新聞でのNew iMacの全面広告。へぇ〜、一番安いモデルが11万8千円か。思い切った値段をつけたなあ。

 教育工学会大会も無事終わり、めでたしめでたし。天気が良かったのも幸いした。暑くもなく、寒くもなく、さわやかで、空調設備のない教室でも窓を開け閉めすれば、いいコンディションに保つことができた。来年は鳴門教育大、その次は鹿児島大が会場になることが決まっている。

 今回の大ヒットは、偶然にも「もりたま研究室」のもりたまさんに出会ったことだ。二日目の午後のシンポジウムにはあまり興味がなかったので、講堂の前でくつろいでいたら、甲南女子大の上田さんが何人かと立ち話をしていた。その中にもりたまさんがいたのだった。はじめはお互いに気づかないでいたのだが、もりたまさんが「ちはるさんて、もしかして日記猿人の…?」と切り出して、すべてが明らかになった。

 もりたまさんとは同じ教育工学を研究しているということで、最初の頃にメールの交換をしたことがあったが、それきりになっていた。なんでもイギリスからニューヨークに移り、今回はニューヨークから飛んできて、学会発表をしにきたそうだ。実は、私はもりたまさんの日記を少し読んだものの「なんかヘンな人?」という感じを持って、あまり読んでいなかった。実際に会ってみるとそうではなくて、とてもさわやかな青年で、自分の英語での発表にも「スターウォーズ」の一節をいれるなど、茶目っ気たっぷりの親しみやすい人だった(教育工学会の発表にはEnglish Sessionがある)。これから私はもりたま日記のよい読者になるでしょう。

 それにしても偶然というか人のつながりというのは不思議なものだ。もしかすると、偶然だと思っていることはすべて必然なのではないかと思えてくる。

 今回の学会では、短い時間ではあったけれどいろいろな人と話ができてよかった。北大路書房の奥野さんとは仕事の話、Linux協会の吉田智子さんとは言語表現の話、茨城大学の関さんとは研究の話、早稲田の野嶋先生も空港への車の中だったけど久しぶりに話ができた。いつも、会っても挨拶だけだったから。

 お茶大の無藤先生や関西大の水越先生とはチャンスがあったのに世間話しかできなかったのが残念。ちゃんと研究の話がしたかった。でも尊敬している人を前にすると(こんな私でも)緊張してしまうのだなあ、ということがわかった。次の課題にするとしよう。

 あ、それから、こういう大会では同僚の研究発表は、ふだん何となく知っているということで聞かないことが多いのだけど、真剣に聞いてみると面白いということがわかった。ひとつのpeer review(同僚による評価)ということで。