KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

ファイル名の2000年問題を解決する方法

 コンピュータの2000年問題がいろいろなところでニュースになっているが、個人ユーザーの2000年問題といえば、まずファイル名のことだろう。たとえば後悔日誌の10/20分にこんな記述:

しかし、日付、タトえば991021なんかのフォーマットにしてしまうと、ん、来年の6月30日は000630となって、古いのに新しい番号になってしまう。おおY2K。ココは日付なぞスッパりアキラめて連番でイクしかナい。じゃ、何桁にしておこうか。

 2000を00としても、ファイル名をソートするときに少し変になるだけだ。本当は99の後に00が来て欲しいのだが、00の方が先になってしまう。それだけだが、気になる人には気になることだ。

 私はファイル名の2000年問題を解決する画期的な方法を考えついた。しかし、これはあまりにも簡単な方法なので、他の人がすでに考えついているかもしれない。ともかく、私はこれで特許を取るつもりはないので自由に活用していただきたい。

 それは、16進数の一部導入である。つまり10の位に16進数を利用する。具体的には、次のようにする:

1999 → 99
2000 → a0
2001 → a1
2002 → a2
   ……
2010 → b0
2011 → b1
   ……
2050 → f0
2059 → f9

 ということで、この方式に従えば、とりあえず2059年までは大丈夫である。たとえば2000年1月1日のファイル名は「a00101」とすればよい。こうすればファイル名でソートしても正しい順番になる。

 欠点は2059年までしか使えないことだが、もしお望みなら「f9」(2059)の次を「g0」(2060)としてもいい。16進数ではなくなるが支障はない。ただしこの方式をずっと続けていくと、何年なのか直観的にわかりにくくなるという欠点がある。たとえば「m5」は何年だろうか?(答え→2125年) もちろんそんな先まで生きていないだろうし、心配する必要はないのかもしれない。しかし、みんながそう考えたために、今の2000年問題が発生したことを忘れてはならない。