KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

祝辞を投げ捨てる/スポーツブレイン

昨日の更新報告をしたら、タイトルが「日本で食べるシナモンロール」ではなく、その前日の「日記ネタカテゴリーは読みに行く」のままになっていたようだ。失礼しました。そのせいかどうなのか、今日の得票数を普段よりもたくさんいただいている。

新聞を読んでいたら、どこかの成人の日祝賀会で、偉い人が祝辞を読んでいるのに、参加者の私語があまりにもひどいので、祝辞を投げ捨てて途中で話を止めてしまったらしい。なんだか、この手の話が毎年ニュースになっているような気がするな。

成人式自体が、単なるクラス会の延長上のものになっている以上、静粛にしてお話を聞きなさいというのはもはや期待できないだろう。大学生の卒業式の祝辞だって私語があるくらいなんだから。そんなことに税金を使うのなんか、やめちゃったら?

TBSの「報道特集」で取り上げられていた「スポーツブレイン」。簡単にいえば、メモリー付きの万歩計で、それをパソコンに接続したインタフェースにセットすると、インターネット経由でサーバに個人データを送り込み、Web上で自分の健康管理ができるというものだ。こう書いてしまうと、簡単だけれども、誰もやっていないことをハードから作り上げるのは大変だろう。

これからはインターネットをインフラとして、それに何かを付加する形でサービスを作っていくことになるのだろう。インフラになった時点で、インターネットは主役から背景になる。主役はどんなサービスか、ということになる。教育でも、インターネットやパソコンが前面に出ているのは、まだ未熟な状態であって、どんなサービスなのかということが前面に出てこなくてはだめだろう。

その意味で「スポーツブレイン」の事例は参考になる。

キーワードは、個人別のデータベース、その内容をわかりやすく伝える形式、そこから何かを助言、示唆するようなインテリジェンス、ということになるかな。たとえば、「あなたにはこの技能が未熟だからこのコースを取ればいい」とか、「このコースを取るためには、これとこれをその前に取っておく必要がある」とか助言してくれる。あるいはコースを取っている途中で「ちょっと遅れ気味なのでがんばれ」とか「いい感じ。この分だとあと何週で修了です」など。