KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

吹き替え版

テレビでシックス・センスをやっていたので、思わず観てしまう。そして再び泣く。

日記を検索してみると、これをDVDで観たのは去年の5月のことだった。で、日本語吹き替えでもう一度観て、泣いてしまう。これはいい映画だなあ。

不思議だったのは、今回は、映画のディテールがよくわかったということだ。画面のちょっとしたことにも気がつく。これは2回目ということよりも、吹き替え版だったからということが大きいのだろう。

研究で、字幕映画の視聴においては、およそ半分の時間を字幕を読むのに費やしていることがわかっている。単純に考えても、画面を見る時間は吹き替えの半分にしかならないのだ。それでは細かいところを見逃してもしかたないだろう。

吹き替え版をばかにする人は多いけれども、原語がそのままわかるのでない限り、吹き替え版の方が、私はいいと思っている。人物のちょっとした表情の変化なんかを逃さずに見ることができるから。字幕を追っていると、意外とそうした細かいところを見逃しているはずだ。

まあ、ブルース・ウィリスはもうちょっと低い声なんだがなあ、などという違和感はすぐに慣れて消えてしまう。子役の声はぴったりとはまっていたね。