KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

身が引き締まる思い

通信教育課程の面接員をした。

国内各地のみならず、海外からも面接のために来ていただいた人もいる。インターネットを活用した通信教育なのだから、面接もインターネットでできたらいいのだろうが、ある研究者が提言するように、それ以降はインターネットでのやりとりになるにしても、一度は三次元で会っておく必要がある。

通信教育ということで、社会人の方が多い。社会経験がある人はその材料が多いだけあって語りが面白く、具体的だ。思わず聞き入ってしまう。

通信課程を志望する動機としては、さまざまなものがあるが、特徴的なパターンとして次のものがある。自分の仕事をしてして、何が必要になってくるか、これから何を学ぶべきかという明確なターゲットを持ってくる人。それから、実務を長い間経験してきて、ふと気がつくと、自分の理論的な、あるいは学問的な基礎がないことに気がつき、それを求めてくる人。そして、自分の仕事をもっと広い視野からとらえ直したり、周辺的な教養を身につけたい人。

いずれにしてもニーズがあるということだ。こうしたニーズは潜在的に大きいような気がする。それに応えていくことが使命だ。そして同僚の先生が言ったように「身が引き締まる思いだ」というのに同感する。