KogoLab Research & Review

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教え上手なら「校長待遇」

今日のasahi.comの記事から:

教え上手なら「校長待遇」 中教審、学校運営本格審議へ

教員のやる気を引き出す工夫や、校長がリーダーシップを発揮できる態勢は---。文部科学相の諮問機関「中央教育審議会」が、「学校の組織運営」について本格的な検討を始める。校長にならない教員でも、子どもを教えるのが素晴らしく上手ならば「マイスター」(名人)として校長と同じくらいの待遇にしたらどうか。校長にマネジメント能力を兼ね備えさせるにはどうするか。そんなテーマも議論の対象になりそうだ。

おおっ、これは。

2004年1月22日の日記で「授業マイスター制度」としてこんなことを書いた:

それにしても、あと十年くらいは学校はこの形態を維持していくだろうから、それを見込んだ戦略が必要だ。それはおそらく簡単なことで、このようにすばらしい授業をする先生を「授業マイスター」として登録すればいい。そして、新任の先生をマイスターに弟子入りさせるという形で継承・拡大させていくのだ。

新任でなくても授業の極意を身につけたい先生は弟子入りすることができる。しかし弟子入りしたら、三年か五年はマイスターの助手(生徒の手前では弟子というのはまずいから)として、すべての授業を手伝うようにする。そうして授業マイスターのワザを盗み取っていくのだ。状況的学習論の成果である。

もしかして、中教審の委員に中には私の日記の愛読者がいるのかもね? OK。こんなふうにしてアイデアが実現されるなら、大歓迎だ。