KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

ワークショップを生むための仕掛けを組み込んでおく

ワークショップの次の段階は、それを開く人を育てることである。これがなければ、ワークショップは広がっていかない。つまりワークショップを生むための仕掛けを組み込んでおくことが必要なのだ。

ワークショップの最後に私がよく訴えることはこういうことだ:

「今回のワークショップが気に入ったのなら、そしてそれを自分の身近にいる人に伝える価値があると思うのなら、積極的にそうしてください。今回受けたワークショップのすべてを再現しようと思わずに、自分の理解した部分だけでも、正しいとか間違っているとか気にせずに、こうすればうまくいくと納得した部分だけでも、誰かに伝えてください。そうすれば、今回のワークショップは何倍もの人数の人々に影響を与えることになるでしょう。そうしたらもっと良い、住みやすい社会になるかもしれません」と。

そして、自分が良いと思ったものを他人に伝えようとすることで、自分がそれをより深く理解するチャンスになる。そのことをワークショップの最後の部分に組み込んでおく。このことによって、ワークショップがただそれだけの単発で終わりになってしまうことを防ぐ。

自分を拡大再生産するプログラムを内部に組み込んだ思想は強い。