KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

教員の熱意

元の論文にあたっていないので不確実だけれども、Feldmanの文脈では、「教員に熱意を感じるか」(つまり見えの熱意)という評定値と、その学習者の学習成果との相関が.27ということだと思う。もちろん授業改善をするためには熱意(エネルギー、やる気)が必要なのだが、同じ熱意があるとすれば、それを直接学習者に表明するよりは(見えの熱意をアピールするよりは)、裏方で授業方法の工夫をする方が、効果が高いということになる。

もちろん、授業やコースの工夫をすれば、その結果として自然に「教員の熱意」なるものは学習者に伝わってくるでしょう。このデータから言えることは、「見えの熱意」は、学習成果とは弱い相関しかないということです。