KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

Open Universityのマスターとドクター

教育工学会の理事会が終わって、鈴木克明さんと軽く飲む。そのときに聞いた話。

Open University(イギリス)のマスターレベルのコースは、半年の期間で50万円ほどかかる。そのコースを3つ合格して修士号が与えられる。一度にひとつのコースに参加するのが精一杯くらいの大変さ。

参加するとどっさりと教材や資料が送られて来て、すぐにディスカッショングループが立ち上がる。そのグループそれぞれにファシリテーターがつくのだろう。ほぼゼミと同じような感じになる。違うのは、教材資料と共に、全体がかなり設計されているところではないだろうか。

そのあとのドクターコースでは、遠隔のコースはなくて、すべてイギリスに滞在することになるが、資格審査を経て、指導を受けられることに決まれば、授業料、滞在費などすべて「タダ」になるのだそうだ。研究者育成に対する姿勢の違いを強く感じる。