KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

ビビリ橋

深夜のテレビ番組「Qさま」から。海上すれすれでは何の躊躇もなく渡れた、幅45センチの橋が、海上10メートルに上げられると、渡るのに足がすくんでしまう。途中バナナの皮をよけるのに苦労したり、地上であれば越えるのになんでもない段差に苦労して、結局渡るのに10分近くもかかってしまう。見えが変わるだけでこんなにも行動が変わってくる。すごい。

渡るべき橋は何にも変わっていない。ただ、海上すれすれにあるか、海上10メートルにあるかだけが変わった(10メートルでは風のために少し揺れるというのもあるが)。目をつぶれば、同じ橋だ。目を開ければ、橋が置かれた文脈が見えてしまう。結局のところ文脈というのが行動に与える影響は大きいということだ。これは、逆にいえば文脈の設定でどうにでもなる、ということだ。