KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

学生は教員に関心を持たなくてよい

学生が教員の姿を見るのは,ほとんどが教室の教壇の上だ.教壇の上に立たれるとなぜか,その人の話をまともに聞く気が起こらない.これは,小学校からの強力な条件づけの成果である.だから,大学教員が教壇に立った瞬間,すでにハンディキャップがあると考えた方がいい.

しかし,めったにないことだが,たまたま,学生が,自分の大学の外で開かれた学会や研究会などで,教員が講演や研究発表をしている姿を見たりすると,「先生がすごい人なんだってわかりました」と真顔で言ってきたりする.普段は,まともに取り合ってくれないのにね.o(^▽^)o

でも,そんなことをわかっている必要はないんだ.学生は教員に関心を持つのではなく,教員が取り組んでいることそのものに関心を持てば十分なのだから.