KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

海保博之『仕事日記をつけよう』

さすが海保先生。「仕事日記」とはいいネーミングです。

仕事日記を書くポイントは、他人に見せない、本音の日記だということです。朝、仕事を始める前に書いて、自分自身と対話する。そんなふうにしていろいろなことが解決し、前に進んでいきます。

日記帳でも、パソコンでもよいと書かれていますが、私は断然ノートに手書きで書くことをお勧めします。タイピングするよりは速くは書けませんが、字を書いていくうちに何かアイデアが浮かぶことや、問題を解決するきっかけをつかむようなことがあるからです。

研究している人は、同じように「研究日記」をつけるといいと思います。つまるところ「ラボノート」ですね。

Journal writingがさまざまな生産性に与える影響を調べた研究も、海外では多くあります。日記を書くことで、内省のきっかけを作り、それが自分の進むべき方向を示唆してくれるのでしょう。この本は「自分も仕事日記を書いてみよう」と思わせてくれます。

仕事日記をつけよう

仕事日記をつけよう