KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

ゲームが人を引きつけるのは

ゲームが人を引きつけるのは、その世界が完全だからだ。明示されたゴールとルール。正確なフィードバックと評価。

現実がストレスフルなのは、その世界が不完全で気まぐれだからだ。偶然。多様な文脈。審判の不在。理不尽な評価。多義的なコミュニケーション。同じ行動をしても、賞賛されたかと思うと、馬鹿にされたりもする。取り入ってうまいことやるやつもいれば、見つからないずるをしてすり抜けるやつもいる。

とすれば、学校を現実に近づける必要はない。反対に、学校はゲームの世界に近づくべきなのだ。そこからスタートだ。

もちろんゴールとルールはよく考えて作ろう。「関心・意欲・態度」というゴールを決め、「それは挙手の回数で測ります!」というルールを決めた途端に、わけもなくひたすら挙手する子どもが現れる。それはルールがひどいとしかいいようがない。

幸せな未来は「ゲーム」が創る

幸せな未来は「ゲーム」が創る