KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

ソニア・リュボミアスキー『幸せがずっと続く12の行動習慣』

幸せがずっと続く12の行動習慣

幸せがずっと続く12の行動習慣

原典:Sonja Lyubomirsky: The How of Happiness (2007)

その人がどれほど幸福かという幸福度を決める要因は、遺伝による設定値が50%、環境による違い(財産、健康、器量、婚姻など)が10%である。そして残りの40%は、自分の意図的な行動で決めることができる。環境による違いが10%の重みしかないのは、「快楽順応」、つまり人は何にでも慣れてしまうという性質による。だから、収入のいい仕事についても、整形手術をしても、マンションを買っても、幸せなのはその一瞬だけだ。この本は、幸せが続くように、どのような意図的な行動をすればいいのかを、12種類に分類して(下の目次パート2を参照)研究結果に基づいて示してくれる。

パート1 幸せがずっと続くためにすべきこと

1 自分で変えられる40%に集中しよう
2 幸福度の測り方
3 幸せになるための最適な行動の選び方

パート2 幸福度を高める12の行動習慣

1 感謝の気持ちを表す
2 楽観的になる
3 考えすぎない、他人と比較しない
4 親切にする
5 人間関係を育てる
6 ストレスや悩みへの対抗策を練る
7 人を許す
8 熱中できる活動を増やす
9 人生の喜びを深く味わう
10 目標達成に全力を尽くす
11 内面的なものを大切にする
12 身体を大切にする―瞑想と運動
パート3 40%の行動習慣が続く5つのコツ

1 ポジティブな感情をより多く体験する
2 タイミングをはかり、行動に変化を起こす
3 社会的なつながりを大切にする
4 意欲と献身的な努力をもって人と関わる
5 行動は繰り返すことで習慣になる