KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

教育工学会2日目:鈴木先生の「ID講座」/もはや「教室」ではない

#jset30 (twitter用のタグです)教育工学会大会2日目。岐阜駅から岐阜大まで、これくらいの距離なら自転車で行けるかなと思って、レンタサイクルを借りました。その結果、かなりのハードワークになりました。しかし、季節がいいのでさわやかなトレーニングになりました。足、ぱんぱんですけど。

ポスター発表を回っていましたら、熊本大の鈴木克明先生が「インストラクショナルデザイン入門編」と銘打った公開講座を各地で開くというチラシを見つけました。学校の教職員、医療従事者、企業の教育担当者に向けての、1日5時間半のプログラムです。応用編もあるようです。(http://www.cps.kumamoto-u.ac.jp/syogaigakushu/koukai/list.php

これはいいですね。我が方もこれを真似して、講座を企画したいと思いました。

午後のシンポジウムでは、昨日お会いしたAECT会長のHarmonさんの話が印象に残りました。鉄という素材で初めて作られた橋は、その素材の特性をよく理解していなかったので、すぐに壊れてしまった、というものです。この例えで、新しい特性や機能を持ったものを、古い枠組みで使うとおかしなことになるということを言いたいのです。伝統的な学校と教室という枠組みに、新しい道具であるパソコンやタブレットを持ち込むとき、こうした過ちをしていないかということを考えなければいけません。

私の考えでは、パソコンを教室に合わせるのではなく、パソコンから「新しい教室」を考えるべきだと思います。それはもはや「教室」という形ではないはずなのです。