KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

「教員のためのインストラクショナルデザイン入門」がDVDとなって6月5日から発売されます。

 4月に京都橘大学で「明日の教室」のシリーズとして「教員のためのインストラクショナルデザイン入門」というワークショップを開きました。

 

 

 そのワークショップがDVDとなって6月5日から発売されます。編集された映像を私も全編チェックしました。自分でいうのもなんですけれども、「本人以上にすばらしいDVDですo(^▽^)o」。もう私の講演では、このDVDを流せばいいんじゃないか、と思うくらいの。

 ということでぜひお手元に置いていただけると、うれしいです。
 お申し込みは→

明日の教室 第43弾 向後千春 教員のためのインストラクショナルデザイン入門

 

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(写真撮影:平井良信 Kaya)

 
向後千春「教員のためのインストラクショナルデザイン入門」

【明日の教室DVDシリーズ第43弾 2015年6月5日発売 3,000円】

 ただ話を面白くすればよい、ただグループワークを取り入れればよい、このように“ただ何となく”授業を設計しても、決して成果のある教育を生み出すことはできないでしょう。そう、どんなに魅力的な教材や活動を取り入れたとしても、一番重要なのは、あなたの“教える技術”なのです。
 この講義には、科学的な論拠に基づく、最大限の学習効果を引出す“技術”をふんだんに取り入れています。明日から即実行可能な“技術”を、まずはあなたが体感してください。
 そして、その“技術”の背景にある教育の本質について、一緒に考えていきましょう。

●第1部 インストラクショナルデザインとはなにか(29分)
 私たちの身近なところには“教える”という行為がたくさんあります。そして、学校での授業もその一つです。今回お話するインストラクショナルデザインとは、科学的な理論を基にした、誰もが学習者に一定の効果をもたらすことのできる“教える技術”です。
 あなたは、誰かに何かを教える時、自信を持って教えることができますか? この講義を通じ、あなたが普段行っている授業を振り返ってみましょう。

●第2部 インストラクションの3原則(28分)
 私たちが行う学習には、3つの領域があるのをご存知ですか? それは、運動技能・認知技能・態度技能です。そして、そのそれぞれに特有の“教える”コツがあるのです。
 ここでは、心理学的な理論に基づき導かれたそのコツについてくわしく説明します。この原則を理解すれば、効果的に学習を促進することができるでしょう。

●第3部 インストラクショナルデザインで授業設計(50分)
 それではいよいよ実際の授業を見ていきましょう。ここまできて、あなたは自分の授業を何とか工夫をしてみようと思っているはずです。
 ただ、教員本位な設計ではいけません。よくニーズを汲み取り、達成可能なゴールを明示した、何より学習者ベースで設計された授業であることが大切です。教員は、授業の要素一つひとつを、学習者に合わせて組み立てる開発者なのです。

●第4部 インストラクショナルデザインで切り拓く教育の未来(32分)
 さて、これであなたは自信をもって“教える”ことができるでしょうか。あなたがこれから行う授業の中では、どのような光景が繰り広げられていますか。綿密に設計された授業によって、学習が活性化しているでしょうか。もっと活発に展開していくには、どうしたらよいと思いますか?
 学習者と教員は学習の場を同じくする、いわば共同体です。そこであなたが果たすべき役割を見極めることが、インストラクショナルデザインのまず第一歩です。