2022年12月12日(月)
富山に行ってきました。富山県教育工学研究会の教員セミナーで話すためです。会場は富山大学教育学部です。富山大学に行くのは10年以上ぶりじゃないかな。前回行ったときのことを思い出せないのですが。
富山駅前は再開発されて広々ときれいになっていました。マルートという大きな商業施設も営業を始めていました。街の通りから立山連峰を見ることができるのは、変わらず富山ならではです。
富山に着いた夜は、1996年度のゼミ卒業生に会いました。富山大学時代の話に花が咲きました。もう25年前の話ですけれど、意外によく覚えているものです。私も話をしながら当時の様子をありありと思い出していました。
富山大学時代のゼミ卒業生小林早苗さんと佐伯裕美さん
私は1990年から富山大学に12年間いて、そのあと早稲田大学に移りました。早稲田には今でちょうど20年いることになります。
それで思うのですが、早稲田で私ができた仕事の土台は、富山大学にいるときに自由にチャレンジさせてもらえたことで培われたという事実です。さまざまな授業の設計や手法や細かい工夫、eラーニングのはしりとなった授業での試み、教材の作成などです。「言語表現」という全学共通の初年次教育を、高知大学に次いで始めたのも富山大学でした。それにもかかわることができました。
統計学の入門講座、ライティング教育、インターネットを活用したeラーニングから現在のオンライン教育、こうした私の仕事の土台はすべて富山大学時代にさまざまなチャレンジをしたことで培われました。
そんなわけで、富山大学教育学部と、そこに呼んでくれた山西先生には感謝してもしきれないものがあります。