2023年2月18日(土)
ChatGPTをちょこちょこ使いながら、AIアシスタントについて考えています。世界の大学では、これがレポート代行のような形で使われることに警戒し、使用の禁止に動くところも多いだろうと予測されます。
その一方で、剽窃チェックサービス iThenticate などを送り出している Turnitin社のブログでのメッセージはこのように言います。
> 私たちTurnitinは、AIを活用したライティングやChatGPTなどによるAI生成文章を検知する技術をもっています。
すでにAI剽窃対策の準備は整っていると。対応が早い!
そして、今後の展望としてこう言います。
> ChatGPTやその他の新たなAIライティングツールの台頭と普及は、私たちがその進歩をリアルタイムで目の当たりにしてしまうがゆえに、数多くの疑問を生み出しています。しかし重要なのは、教員が適切なパラメーターや期待を設定すれば、AIライティング機能の存在そのものは独自の思考や表現の終焉を意味するものではないと認識することです。
私もこの方向で考えていきたいのです。いわば「思考の電卓」としてアシスタントAIを使っていきたい。
かつて日本の学校で、教室で電卓を使わせることの是非が議論されたことがありました。賛否両論でしたが、結局問題はありませんでした。学校で教えるか否かなどということは大きな影響力を持たず、ただ便利なものは社会で使われるようになるだけです。
であれば、AIアシスタントもその利用を制限するのではなく、まさにアシスタントとして利用して、本人のアウトプットがより質の高いものになるのであれば、それでいいのです。その方向で私自身も利用していきたいですし、同時にそうした利用を勧めていきたいです。