2023年8月3日（木）
思いつきで山梨に行ってきた。メインは山梨県立博物館で開かれている「水木しげる 魂の漫画展」だ。
鉄道だと、乗り換えが煩雑ではあるけれども、山梨はけっこう近い。新所沢→（西武新宿線）→東村山→（西武国分寺線）→国分寺→（中央線）→立川→（特急かいじ）→石和温泉。全部で2時間くらい。特急かいじは9割埋まっていて、夏休みを感じさせる。
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水木しげる 魂の漫画展はよかった。見ごたえがあった。水木しげるは小学生の頃から絵が好きで、美術学校にも行っている。そのときのデッサンや作品を見ると、この土台があってののちのマンガなんだなと思わせる。たくさんの原画や日記帳に書かれた下書きや構想メモからは創作のプロセスを知ることができる。
水木プロを支えた人たちのインタビュービデオも面白い。水木作品独特の背景の点描画はアシスタントの仕事でめちゃくちゃ細かい仕事だった。水木しげるのマンガは、シンプルなキャラクターと細かく描き込んだ背景のコントラストが特徴だ。背景はマンガとは関係なく描いたものがたくさんストックされており、それを切り貼りして、厳しい連載スケジュールをこなしていたのだそうだ。こういう制作のプロセスが面白い。
私はマンガ雑誌で「ゲゲゲの鬼太郎」の世代。「悪魔くん」は実写版でテレビで見た記憶がある。エロイムエッサイム。この展示は全国を回るのだろうか。水木ファンは見る価値がある。
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そのあとは、桔梗（ききょう）信玄餅工場テーマパークから信玄神社に回って帰宅した。
