みなさん、こんにちは。
きょうは人間科学部の一般入試でした。晴れて、交通も大丈夫でした。トラブルもなく、ぶじに終わってよかったです。入試だけは、なにごともなく無事に終わるのが一番です。受験生のみなさんも、お疲れさまでした。
「文章の書き方」の本の草稿ができてから*1、編集の人とやりとりをして、修正したり、加筆したりしています。私にはこうしてやりとりをしながら書いていくのがあっているようです。原稿を書くことのしんどさのかなりの部分は「独りで書く」というところにあるような気がします。
編集者とやり取りをしながら、「ここはよくわからないので説明を」とか「ここは具体例を挙げてください」などの注文を受けることで、よいものができあがっていくような気がします。
にもかかわらず、最初の草稿は「独りで書く」しかないわけです。それができないと編集者も、その本の全体像が見えないのですから。だから独りで書くことに、耐えて耐えて最後まで書くことが大切なのですね。でも、たいていは、仕上げるところまでいかずに、めげてしまうのです。自分で書きながら「やはりもう少し待とう」と思ってしまうのです。でも、待ってしまってはいつまでも書けないのです。
そのときにしか書けないのです。これは本でも、論文でもなんでもそうなのだと思いますね。書こうと思ったら、最後まで書くべきです。そうでなければ、いつまでも書けないでしょう。
書くことは簡単ではありません。簡単に書けたら、おもしろくありません。書くことのおもしろさもまた「挑戦/スキルバランス」に支配されています。難しすぎて書けなければムリゲーです。でも、自分が書けるところの少しだけ上を目指して書けば、おもしろいゲームになります。
書くことをフローにしましょう。
では、またあした。