KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

きょうだい順位が性格に与える影響

2020年8月18日(火)

こんにちは。向後です。
このメルマガでは読者の皆さんからの質問・コメントを随時受け付けています。
一番下の署名欄にその窓口URLが書いてあります。

今日はそのメッセージを紹介します。
2020/07/30にいただいたメッセージです。

>>
メールマガジンを毎朝読みのがルーティンになっています。
ちょうどサラッと読める長さがありがだいです。
向後先生は、アドラー心理学もなされていますよね。
先生は、長子、中間子、末子のどちらに該当されますか?
とても気になりました。
また、精力的に活動される原動力は何でしょうか?
それから、人生をふりかえり最も大変だった出来事は何でしょうか。
どう乗り越えられたのでしょうか。
先生はいつも笑顔でいらっしゃいますが、
後進の励みなるようなエピソードをご紹介下さいましたら幸いです。
<<

いくつか質問いただき、ありがとうございます。
その中から、きょうだい順位の質問にお答えしたいと思います。

アドラー心理学ではきょうだい順位に注目しています。
(「きょうだい」とひらがなで書くのは「兄弟姉妹」を含めた意図です)
専門的には「家族布置 (Family Constellation) 」の中のトピックです。
家族布置というのは家族の成員がどのような関係性を持っているかということです。
ですので、アドラー心理学は「家族療法の源流」ということもできます。

親の注目を引けるかどうかは、子どもが家族に所属できるかどうかの分岐点ですので
出生順位が重要な要因になります。
長子(第一子)は、親の注目を引きますが、第二子が生まれると奪われます。
第二子以降の中間子は、いったんは親の注目を長子から奪い、さらに下に子ができると奪われます。
末子(最後の子)は、親の注目を奪い、そのままです。
こうした現実がきょうだいの性格形成に影響しているという考え方です。
また、最近では「真ん中っ子症候群 (Middle Child Syndrome)」のような説もあるようです。

こうしたことに最初に注目したのがアドラーだと言えるでしょう。

ちなみに私は長子です。下に一人妹がいます。2歳離れています。
分析してもらえますか?

では、良い一日を!

———
ちはる塾メールマガジン(発行者:向後千春)

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