KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

オンラインライブ講座は定着していくでしょう

2020年9月7日(月)

こんにちは。向後です。

先週の土曜日エスクテンションセンター企画によるオンラインセミナーでした。
テーマは「オンライン授業の作り方」です。
土曜日の午後、90分x2コマで、2日間の合計4コマで開きました。

2回とも50人弱の参加者でした。
台湾やカナダからの参加もありました。
これこそがセミナーをオンラインでやることのメリットです。
東京・中野で開いていたら、こんなことは起こりませんので。

エクステンション系のオンラインライブ講座のやり方も、
これで良さそうだという感触を得ました。

やっていくうちに、いくつかのTipsも発見しました。

たとえば、休憩時間はランダムブレイクアウトで割っておいて、雑談可能にする。
これはケースによりますが、数割の確率で雑談しているようです。
休憩時間ですので、雑談しなくてもいいのですが、息が合えば良い出会いになります。

それから、
オンラインセミナーが終わった直後の(ざわざわとした)クールダウンの時間と
ブレイクアウトで気が合った人同士の名刺交換の時間が取れればいいなと感じました。

これは、一番簡単には、Google Jamboardを共有しておいて、
そこに自分の情報や感想や呼びかけなどを貼り付けておけば良さそうです。
で、一定時間(1週間くらい)で削除する。
ジャムボードよりも洗練されたPadletというのも知りました(お試し無料)。
https://padlet.com

オンライン講座はどんどんやり方が洗練されていくでしょう。

では、良い一日を!

…………
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独立研究者を支援する「おとなの研究コース」

2020年9月4日(金)

こんにちは。向後です。

数年前からコツコツと「おとなの研究コース」というのを開いています。
これは、大学や研究機関に所属していない、普通の社会人が
「研究すること」を支援するコースです。

卒業論文が必須の大学では、それが研究になるわけですが、
社会人になると、もう研究はしないですよね。
現場の第一線にいるのだから、研究なんてしてる時間はない、というわけです。
卒論が最初で最後の「研究」です。

だけど、それはすごくもったいないと思うわけです。
なぜなら、現場で働いている人こそ、研究すべきネタに日々直面しているからです。
様々なトラブル、問題、対立、不合理、こうしたことがすべて研究のネタです。
現場こそ、研究ネタの宝庫なのです。

というわけで、半年ごとに「おとなの研究コース」を開いているのです。
今回、10月スタートの第8期生を募集します。
もしご興味がありましたら、下の記事をご覧ください。

おとなの研究コース第8期生を募集します
https://note.com/kogolab/n/ne048ec1c09e1


では、良い週末を!

…………
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人材育成の3つの次元

2020年9月3日(木)

こんにちは。向後です。

私は、教育、研修、人材育成、トレーニングといったフィールドで研究しています。
人材育成といっても、そこには様々な種類があります。
最近、それを3つに分けるといいのではないかと考えています。

それは

(1) 人生を生きるためのスキル
(2) 組織の中で働くためのスキル
(3) 専門家として自立するためのスキル

の3つです。

(1) 人生を生きるためのスキルは、長い人生に渡って役立つスキルです。
そこには次のようなものが入ります。

・社会情動スキル
 自分をコントロールし、他者と協力関係を築くスキル

・読み書きスキル
 文章から他者の考えを理解し、自分の考えを表現するスキル

・情報スキル
 読み書きの内容を情報システムの中で操作し流通させるスキル

(2) 組織の中で働くためのスキルは、特定の組織で働くためのスキルです。

企業で行われる、新人や中堅のためのコースはこれにあたります。
一般的なスキルというよりは、特定の組織内の文脈に合わせたスキルです。
その重みづけで、汎用的スキル(外部でも通用する)と
文化的スキル(外部で通用しない)の配分が決まります。

(3) 専門家として自立するためのスキルは、自立したプロとしてのスキルです。

ここは、パーソナルトレーナーによるDeliberate Practice(限界的練習)の領域です。

これまでの人材育成は(2)が中心でした。
しかし、ジョブ型労働が増えていくに従って、(1)と(3)の重みが増していくでしょう。

では、良い一日を!

…………
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