KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

【講演】船橋市市民活動サポートセンター講演からのeスクール20期生懇談会

2023年1月23日(月)

1月22日(日)に船橋市市民活動サポートセンター主催の講演会を2時間で実施しました。これはeスクール生の依田さんの発案企画です。タイトルは「なかまとできる:市民活動の土台」として、話と4人グループワーク、質疑応答で構成しました。参加者は市民活動をしている人たち30数名でした。こうした参加者を前にして話すのは初めてで、いつも知的好奇心を刺激されます。グループワークと質疑応答はとても活発でした。


講演が終わったあと、eスクールの20期生(2022年4月入学)を中心にお茶会が開かれました。12人が集まって、2時間半を楽しく過ごしました。ここでも、参加者が一人ずつ、私に聞きたい質問を出してくれて、私はとても機嫌よく話させてもらいました。考えてみれば、こうしてeスクール生と直に対面して話す機会というのはとても久しぶりでした。Zoomでは会っているんですけれど。

質問は次のようなものでした。

- 4月からのアドラーゼミはどのようなものですか。
- 学ぶことで「これだ」というものを見つけるにはどうすればいいですか。
- 卒論のデータはどこで取ればいいですか。
- 学校で慣らされてきた「試験のための勉強」から離れるにはどうすればいいですか。
- データリテラシーに出てくる冨永先生との関係は?
- 臨床心理学の研究方法について教えてほしい。
- スタディスキルと学術的文章の書き方での文献リストの作り方が違うのはどうしてですか。どちらに従えばいいですか。

 

【原稿】向後千春:リモート時代の人材育成と研修の形

2023年1月21日(土)

以前書いた原稿が公開されています。『産政研フォーラム』という雑誌のNo.136(2022年冬)特集「リモート時代の人材育成のあり方」の号です。下記より全文読むことができますので、もしよろしければどうぞ。

向後千春:リモート時代の人材育成と研修の形

http://www.sanseiken.or.jp/upload/pdf/136_02.pdf

そのほかの記事についてはこちらから読むことができます。

http://www.sanseiken.or.jp/forum/

【講座】論文の書き方講座:体験とエピソードを研究論文にまとめる

2023年1月20日(金)

日本アドラー心理学会 (JSAP) から「論文の書き方講座 (Zoom) 」の第2弾を開いてほしいという提案がありました。前回は、2022年2月に開催しました。そのときの様子は次の記事にまとめました。

「論文の書き方」からスタートして現場の研究に至る

https://note.com/kogolab/n/n3cedd5e8fd2a

今回は、より焦点化した講座にしようと考えました。具体的には、研究者自身の体験と考えの変化を研究の材料として分析するというものです。JSAPの会員が扱うデータは、大規模な量的データではなく、小規模あるいは個人的な質的データのケースが大部分ですので、それらをどのように研究としてまとめていくかということに焦点化しようと考えました。

全3回の講座の内容は概略以下のようです。

・講座タイトル
論文の書き方講座:体験とエピソードを研究論文にまとめる

・第1回 5月21日(日)10-12時
体験、エピソード、感情、考えを記録する:会話、行動、感情、考えとその変化

・第2回 6月11日(日)10-12時
記録をどう分析していくか:分析の視点、まとめる方法

・第3回 7月2日(日)10-12時
研究論文としてまとめる:研究の着眼点、考察、一般化可能性、制約条件、関連する研究

下敷きとしては、現在読んでいる『オートエスノグラフィー』(新曜社, 2022)を使わせてもらいます。この本についてはまた紹介します。

オートエスノグラフィー:質的研究を再考し、表現するための実践ガイド

https://www.amazon.co.jp/dp/4788517922?tag=chiharunosite-22