2023年1月20日(金)
日本アドラー心理学会 (JSAP) から「論文の書き方講座 (Zoom) 」の第2弾を開いてほしいという提案がありました。前回は、2022年2月に開催しました。そのときの様子は次の記事にまとめました。
「論文の書き方」からスタートして現場の研究に至る
https://note.com/kogolab/n/n3cedd5e8fd2a
今回は、より焦点化した講座にしようと考えました。具体的には、研究者自身の体験と考えの変化を研究の材料として分析するというものです。JSAPの会員が扱うデータは、大規模な量的データではなく、小規模あるいは個人的な質的データのケースが大部分ですので、それらをどのように研究としてまとめていくかということに焦点化しようと考えました。
全3回の講座の内容は概略以下のようです。
・講座タイトル
論文の書き方講座:体験とエピソードを研究論文にまとめる
・第1回 5月21日(日)10-12時
体験、エピソード、感情、考えを記録する:会話、行動、感情、考えとその変化
・第2回 6月11日(日)10-12時
記録をどう分析していくか:分析の視点、まとめる方法
・第3回 7月2日(日)10-12時
研究論文としてまとめる:研究の着眼点、考察、一般化可能性、制約条件、関連する研究
下敷きとしては、現在読んでいる『オートエスノグラフィー』(新曜社, 2022)を使わせてもらいます。この本についてはまた紹介します。
オートエスノグラフィー:質的研究を再考し、表現するための実践ガイド