CIEC（コンピュータ利用教育協議会）主催の「2001PCカンファレンス」が金沢大学で、8月6〜8日に開かれる。そのときにシンポジウムを開くのだが、その司会を仰せつかっている。シンポジウムのメンバーを集めて、その予行演習というべき研究会が開かれたので、参加してきた。
シンポジウムのテーマは「人に優しいIT社会の実現と教育の役割」という、でかいタイトル。これならどんな話し手が来ても、なんとかなるだろうという感じだ。で、実際、話題提供の人たちの話を聞いてみると、実に多岐に渡っていた。メディア研究から哲学の話あり、小学校での実践研究あり、外国語教育でのコンピュータ利用研究あり、伝統工芸とITのかかわりの話あり。
えられた結論は、「これをまとめるのは無理だな」ということ。
だから司会の仕事は、ありきたりのビッグ・ピクチャーを申し述べることではなく、できるだけ具体的な話を聞き出すことにあるのではないか、と。
