第88回日本エスペラント大会に参加するために宝塚に来ている。
1998年の金沢での大会には参加した。しかし、1999年長野、2000年熊本は参加しなかった。今年参加したのは、私が日本エスペラント学会の理事になっていて、研究発表会の運営をしなくてはならないからだった。しかし、大会に参加するのならば、仕事があった方がいい。その方が何事にも積極的に参加できる。
デジタルビデオを持ってきて、大会の様子を撮る。大学のエスペラントの授業で学生さんに見てもらうためだ。山本真弓さん(後述)が言っていたことだが、「初めてエスペラントの大会に参加して、日本人同士でもエスペラントで話しているのを見て、すごい、ちゃんと使われているんだと思った」ということもある。
世界エスペラント協会(universala esperanto-asocio)の雑誌「esperanto」を長年編集してきた、シモ・ミロイェヴィッチさんも参加していて、講演していた。その様子をビデオに撮る。とてもきれいなエスペラントなので、聞き取りの教材にも使える。そう思っていたら、講演の最後の方に「私の本来の専門は詩の朗読なんだけどね」という話が出てきて、なるほどと妙に納得した。
私が大学3年のときに、エスペラントを使ってヨーロッパを旅行した。そのときオランダで泊めてもらったのが、シモさんの家だったのだ。こんな形で再開できるとは。20数年ぶりだ。彼は覚えているだろうか。