KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

「ふざけるな!金返せ!」

NHKのローカルニュースで、富山大学の全科目で授業を一般公開することを検討している、と伝えられた。へえ、これはすごい。

ニュースはさらに、こうした試みはすでに信州大学などで行われている、と言う。そこでWebを検索してみると、確かに2001年度の後期から信州大学で実施されるそうだ。ということは、今ちょうど終わった頃だな。少人数の実験や実習を除く2000科目で実施され、受講料は1科目につき8800円かかるとのこと。

どうだったのだろう。信州大学の人に聞いてみたい。たとえば、どのくらいの科目、どの科目に受講生が集まったのか。受講料は授業担当者にどの程度キックバックされたのか、など。

外からわざわざお金を払って、受講しに来るのだから、熱心だろう。その熱心さは、同じ教室で受講する学生にもいい影響を及ぼすだろう。さらには講師に対しても、いい授業をすることに効果的に働くのではないか。また、受講料の半分がキックバックされるとしたら、10人で44,000円か。いい話だ。まさかただ働きということはあるまい(と思うが、どうだろう?)。

生半可な授業をやると、受講生から「ふざけるな!金返せ!」とも言われかねないわけだ。自腹を切っている受講生に授業評価をやってもらうのが一番いいかもしれない。もはや勝負のときが来ているのだ。