新・人間科学部になってからの初めての教授会。
新任の先生が紹介された。陣容はますます強力になってきた。さらには、来年度以降も教員が増えていく予定だ。そうなると、研究室、実験室、ゼミ室が不足気味になってくるのが問題だ。土地そのものはかなり裕福なのだが、建物は予算のこともあるので、そうそう簡単には増えない。それでも、新しい棟が建った。私も1年後にはそちらに引越をする予定になっている。
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今年度の科研費申請が採択された。
300万円くらいのを考えていたところに、「もう一桁上の金額で出すように」とボスにいわれて書いたものだ。ダメもとの覚悟だったけれども、採択された。価値を認めてくれた審査員に感謝したい。
科研費については苦渋の10年間を体験した。出す度に不採択だった。学習性無力感にさいなまれながらも出し続けたが、2000年度に2年間のものが採択され、今回2003年度に4年間のものが採択された。ちなみに2002年度は申請しなかった。こうしてみると当たりのサイクルにはいったのだろうか。基本的な研究姿勢はまったく変わっていないのだが。
研究テーマは、インターネット遠隔学習である。すでに動き始めているインターネット通信教育がターゲットであり、研究フィールドでもある。4年後にはインターネット遠隔学習の基礎になるような知見が見いだせるようにがんばりたい。