KogoLab Research & Review

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【講演】生命保険修士会の50年記念総会でアドラー心理学の講演

2024年10月16日(水)

生命保険修士会(生命保険アンダーライティング学院)の50年記念総会で90分のアドラー心理学の講演をした。場所は竹橋駅近くの如水会館。

生命保険修士会は、生命保険営業専門職の高等教育機関で、認定生命保険士を授与しているアメリカン・カレッジ(1927年設立)をモデルとしている。初代学院長の末高信氏は早稲田大学名誉教授であり、4代学院長は西原春夫氏(元早大総長)、現在の6代学院長は石山卓磨氏で、早稲田の出身と、何かと早稲田との縁がある。

普段はライバル会社同士である、さまざまな保険会社から集まって勉強をするというユニークな教育機関だ。同期生とのつながりは強い。今回は、そこの卒業生である川北亜希子さんが、私のゼミ卒業生(通学生)であったところから講演を依頼された。

90分の持ち時間だったので、60分をアドラー心理学の解説をして、30分を質疑応答にした。質問は5つ出してもらったので、話しっぱなしにするよりは良かったと思う。何より、私自身が質問に答えるという形で話をするのが好きなのだ。

でた質問は、次のような感じ。

* 何か失礼なことをされてもすぐには反応できず、家に帰ってから悔しい思いをするというライフスタイルを変えたい。
* 劣等感を補償しようと努力をするという話だが、まったくやる気のない人がいる。どうしたらいいか。
* 必ずマウントを取ってくる相手に対してどうしたらいいか。

100人ほどの参加者はとても熱心に聞いてくれたのでうれしかった。20冊ほどアドラー心理学の本を持っていったが、完売した。サインも何人かにした。こういうときに、小学館新書の『幸せな劣等感』が絶版状態なのは残念だ。私の手持ちももうなくなった。版権を移動できないものか、聞いてみようと思う。

講演のあとは懇親会で、披露宴のように豪華だった。学院のコーラス部によるコーラスや、ピアノ、バイオリンの演奏があったりして、楽しかった。

何人かの人から、講演・研修をお願いしたいと声をかけられた。良いご縁をいただいた。