KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

レクチャーの内容は忘れ去られる

毎度おなじみの口唇ヘルペスが出た。上唇の真ん中左寄りの部分だ。日記を検索すると最後のヘルペスは2002年の7月だったので1年半ぶりだ。

風邪も引いていないし、体調も悪くないし、睡眠も十分なのだが、どうしてだろうと考えてみると、日曜日のバドミントンしかない。ううーむ。2日後に出てくるとは、手強しヘルペスウイルスなり。まあ、でてしまったものは仕方がない。あとはおとなしく引っ込んでもらうのを待つだけだ。

今年はまだ風邪を引いていないのだが、このままいけるといいなあ。

アドラー心理学の中に、最優先課題によるライフスタイルの4分類というのがあって、この前のライフスタイル診断ワークでは、ぜひそれを学びたかった。それで、機を見てリクエストした。Jalshaは「あれは千春が受けたコースの中ですでにやったはずなんだけどな」と言ったんだけど、私は「いや、やってない」と言い張った、というかそう信じていた。

でそれを聞き入れてくれたのか、結局、ワークの中では4分類をとことんまでやってくれて、私はとても満足だった。

今日、ちょっと調べることがあって、前に受けたアドラー心理学基礎講座理論編のノートを読んでいたんだけど、あったんですよ。ライフスタイルの4分類、理論編のコースでちゃんとやっていたんですよ。きちんとノートが残っている。

それで考えたことは、こういうことだ。講義を受けて頭に残ることはほんの少しだと言うこと。教員は、レクチャーをしてそれが受講生の頭の中に残っている、少なくとも半分程度には残っていると考えているけれども、それはとんでもない思い違いで、1割とか数パーセント残っていればいいほうなんだろう。

「それは授業で言ったよ」と教員はよく言うが、それでも受講生の頭には残っていない。つまり、言ったことにはなっていないのだ。そのことをもう一度自分で「体験」してみないことには身に付かない。レクチャーは伝達の量と速度から言えば効率の良い方法だが、そのほとんどは忘れ去られるということだ。もう一度体験し直して、レクチャーで提供された理論に戻って、自分で考えなければ身に付かない。当たり前のことなんだけれどもね。