KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

電話は呼吸のやりとり

eスクールの統計学の授業では、毎週水曜日に電話による質問受付を行ってきた。今日はその最終回だったので、なかなか盛況だった。半分は実質的な質問だが、半分は質問ではなく、話をしたいことがあるという感じのものだ。それでいいのだろう。

質問だけならBBSに書き込めばすむ。それだけでは伝えきれないものがあるから、電話をかけてお話をするわけだ。ボイスメールならぬボイスBBSを使うようになったら、BBSの殺伐とした雰囲気から変わるのではないかと考えたこともあるが、同じ声を使っていても電話の会話とは違う。

つまり、電話の会話は内容のやりとりなのではなく、呼吸のやりとりなのではないか。呼吸のやりとりということはつまりタイミングのやりとりなのではないか。話している相手と自分が呼吸やタイミングを合わせて話すことができる仲間なのだということを確認しているのではないか。少なくともその確認がまず内容よりも重要なのではないか。そんなことを考えた。