KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

教材のモジュール性

教材のモジュール性が気になっている。モジュール性があるということは、ある固まりが独立して教えられるということだ。それを前提としてカリキュラムが組まれてきたわけであるが、どうもその前提は怪しいと思っている。

いろいろな学習の結果として、モジュール化された知識や技能が獲得されるとしても、学習の段階でモジュール化して教えることは最も効率の悪いことなのではないだろうか。モジュール化された基礎訓練が、全体の意味づけのどの部分に当たるかということがわからなくては効率が悪い。どうも人は文脈という意味の中でしか学習しないのではないだろうか。