KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

自己分析(続き)

というのも自己分析することは、適職を得るという問題解決につながらない場合がほとんどだと思うからだ。つまり、

  • 1. 自己分析せずに、適職に就いたとすれば、それはいずれ適職ではなかったことがわかるだろう
  • 2. 自己分析したのに、適職に就けなかったとすれば、それは十分な自己分析をしなかったからだ

という言い分が常に成り立つので、自己分析する側は「常に負け」である。勝ち側は、就職を支援することを商売にしている人たちである。

であるから、まあ自己分析はほどほどにしておくべきだ。それよりも友だちに「自分が何をするのが得意そうに見える?」というのを尋ねた方がよほど的確な助言になるんじゃないかな。

(以上書いたことは、心理療法の本の輪読会を傍聴した内容に触発されております)