パソコンのなかで、ブラウザに次いでよく使うアプリケーションは、メーラーだと思う。現在使用中のメーラーは、OS X純正のものだ。
今までメールを発信者別に細かく分類して、フォルダに蓄積してきた。こうしておけば、相手とどのようなやりとりをしたのかがすぐわかる。しかし、ある程度以上に分類フォルダが増えると、フォルダそのものを探し出す時間の方がかかるようになってきた。同時に、残すメールを分類フォルダにいちいち移動するのも手間がかかるようになった。
そこで分類することを一切やめることにした。スパムメールはフィルタで区分けしたあとで削除する。それ以外のメールはすべて保存することにした。受信箱に置いておくメールは現在進行中のメールと返事を書こうと思っているメールだけにして、それ以外はすべて保存フォルダに移動。これで一元管理ができる。
来たメールはすべて重要度に関わりなく保存フォルダに置かれることになるわけだが、分類していなくても、昔のメールを検索する必要はそれほど頻繁に起こるわけではない。また、必要なら、検索機能を使って探すのは簡単だ。
こう考えてくると、日頃作っているさまざまな文書ファイルやデータファイルも分類不要で一元管理できそうな気がするが、まだそこまでは行っていない。今日手に入れたMac OS X Tigerは、Spotlightという強力な検索機能を備えているので、十分実用になると思うけれども、まだそこまで踏み切れない。新しいフォルダをどんどん作ってしまう。
問題は、フォルダを作ると、それで仕事が終わったような気になるところだ。それが落とし穴だ。