KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

2005年春学期の実調を振り返る

実習科目である「実験調査研究法」(略して実調)は、今年で2年目の科目ですが、今年は去年の実調とは内容を大きく変えました。この科目は、卒業研究をするための基礎スキルを身につけるために、実験実習と調査実習をするものとして位置づけられていて、各先生がそれぞれの実調科目を開いています。

去年は、誰かが実調らしい内容の実調をやっていると思っていたので、自分はインストラクショナルデザインに特化したものとして、教材作成中心の実調をしました。しかし、その後いろいろな学生に聞いてみると、意外に実験計画法や調査法を習わずに卒論に取りかかるケースがけっこうあることがわかりました。そこで、今年は、少なくとも私のところで卒論を書くためには必須となる研究方法の基礎をみっちりとやることにしました。

前半は実験実習を行い、後半は調査をしました。現在、調査の分析とレポート作成をしているところですが、かなりうまくいったのではないかと思っています。2人のTAに手伝ってもらったことも大きな要因として働いています。参加者の感想などは、最終回に茶話会を開いてインタビューをしようと思っています。

来年は、eスクールでも開講します。それにあわせてテキストを作ろうと考えています。