- 作者: Gerald M. Weinberg,ジェラルド・M・ワインバーグ,G.M.ワインバーグ,伊豆原弓
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2007/11/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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文章の書き方の本は、大きく分けると、なかなか書けないライターに勇気を与えてくれる本と、こうすれば書けるよとレシピを与えてくれる本がある。ワインバーグ先生の本は、その両方の側面を持っている。
私が考えてきたことと共通しているものをいくつか見つけて、ちょっとうれしい。たとえば:
- つなぎの言葉を入れて「壁」を作ること。
- 始めから書き始めないこと。(最初が一番難しいから)
- アウトラインを使わない。使うなら、全体の構成をチェックする途中の段階で。
- タイトルは最後に決めること。
といったところ。
- 自然石構築法では、アイデアを「石」として使う。おもしろいと思った文章、写真、図、引用、絵、参考書などの断片である。これらの「自然石」を集めて、論文、レポート、本、台本といった「壁」を作る。
- わたしは外を歩くときには、8x13センチのメモ用紙と少なくとも2本のペンをいつもポケットに入れ、自然石に反応したら5秒以内にメモできるようにしている。
- そこで、わたしはかならず何の思い入れもない仮題を使うようにしている。
- 完璧ではない文章を出版してもかまわない。まずまずの出来で、一貫した目的があれば。
- アウトライン・プロセッサを使うとよい。本を最初から最後まで構成する手段として使うのではない。執筆プロセスの途中で、要素を動かし、構成をテストするために使うのだ。
- わたしが何事も最初から書き始めないのはそのためだ。
- これほどまでに文章にモルタルを使うことはおすすめしないが、これらのつなぎを見れば、こちらの望むとおりに読者を動かす方法がわかるはずだ。