- 作者: 森和夫,森雅夫
- 出版社/メーカー: JIPMソリューション
- 発売日: 2007/11
- メディア: 単行本
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- p.17 映像とインタビューによる暗黙知抽出がポイント……記録者は技能に優れていなくてもよく、作業者の動作・行動の謎解きを行うのである。
ウェブカメラとパワポを道具として、インタビューによって熟練技能者の暗黙知を引き出し,マニュアル化するという手順がわかりやすく書かれている。
- p.73 パワーポイントの記載方法と用途:(1)動画のみ提示 (2)静止画のみ提示 (3)動画と静止画を提示(動画の注目ポイントを静止画で見せたいとき) (4)動画と動画を提示(2つの動画の違いを見せたいとき)
動画と静止画のコンビネーションも用途によって変える。
- p.77 マニュアル用動画撮影の考え方……第1は目的を明確にして、その目的に合うものだけを記録できるように撮影する。無駄な映像、ノイズのある映像、無意味な映像は記録しないようにする。マニュアル用映像の基本的役割は、最短時間で最大成果の得られる映像を目指すことだ。
確かにその通り。だらだらと映像にすればいいものではない。映像だからこそ、短く、見せたいものだけを見せる。
- 全体として
この手法を使って,私自身マニュアルを作りたくなった。たとえば、「半構造化インタビューのやり方」とか「質問紙の作り方」とか「心理学実験のやり方」などだ。