嶺南大学は，大邱にある，私学の総合大学．朴正煕大統領が設立に関わり，広大な敷地に建つ．学生数25,000人．
オンライン科目は全体の７〜８%．収録スタジオは５つある．
三星電子の企業内教育用コンテンツを，この大学内で制作することもある．これは下請けではなく，寄付や現物を対価として受け取っている．
新しい科目を立てて，それをeラーニングで作る場合，作成費用を教員に支給する．グローバルコンテンツ（英語）の場合は，100万円．それ以外のコンテンツの場合は，50万円．
既存授業をオンライン化して復習用として作る場合もある．しかし，これは上記の支給対象ではない．
eラーニングコンテンツは２年間使用する．運営にはチュータをつける．チュータは有給で，一学期６万円．
「先生にスライドを作らせてはいけない」 それは下手だから．先生が自分で作りたい場合も，必ず専門のサポートが入る．また，収録のオリエンテーションを教員に対して行う．このように，コンテンツ制作が徹底的にシステム化されている．
一般の教員に対するこうしたコントロールは，教務主任の職務．教務主任は「オニ」になって，学長のビジョンを実現化しようとする．
