KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

ライフスタイル・ワーク@大阪

野田俊作先生*1のライフスタイル分析の実習と講義に参加してきました.クライエント役に最近のちょっと困ったエピソードを出してもらいます.そのあと,早期回想として子どもの頃のエピソードを良いものと良くないものの2つ出してもらいます.あとは,きょうだい構成,両親の仲,家族の雰囲気などを聞いていきます.

そうした中から,徐々にクライエントが信じているプライベート・ロジックを明らかにしていき,最終的には,その人のプライベート・ミーニング(信じているルール)を見つけ出します.それで終わりです.特に信念を変えるとかそういうことはしません.自分自身が信じているプライベート・ロジックとプライベート・ミーニングを明らかにし,それを納得してもらうだけで,自分の行動や考え方に対する新たな見方ができます.

早期回想のエピソードと,現在のエピソードとが,延長線上でぴたりと解釈が一致するときがライフスタイル分析の醍醐味です.その美しさが,クライエントがその解釈について納得するための条件だと思われます.