アドラー心理学研究会がスタートして１年たったので，「早稲田アドラーニュース」というサイトをWordPressで作って，発信をし始めた*1．驚いたのは，研究会メンバーが発案からあっという間にサイトを作りあげてしまったことだ．今の時代は，発信しようとする熱意とその内容さえあれば，素早くこうしたことができる時代なんだな．
こうしたサイトができてみると，外に向けて発信することの意味がわかってくる．さまざまなグループがそれぞれの地域にあって，活動をしている．しかし，遅かれ早かれグループの活動が停滞する時期が来る．活動の停滞は，中のメンバーだけでこもってしまうことに一因がある．メンバーが固定化すると，新しい話題も出にくくなり，グループの雰囲気も固いものになってしまう．
グループの活動成果をまとめて，インターネットを使って外に発信することで，常に開かれたグループになる．新しいメンバーも少しずつ入ってくる．コアとなるメンバーの結束も高まり，自分のスキルを貢献的に使うこともできるようになる．外に向けて発信することは，グループ活動の重要な一部である．
