KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

アイスブレークで「相手の関心に関心を持つ」トレーニングをする。

グループワークをやるときに、グループを作ってからまずはじめにアイスブレークを行います。アイスブレークのネタを集めた本もありますし、このようなWebページもあります。

でもあまり時間はかけたくないので(本題の時間が食われてしまうから)自己紹介や、最近あったいいことや、最近はまっていることを一人1分くらいで話してもらうということが多いです。

これをこちらが出したお題できっちり話してもらうと「1分間スピーチ」の練習になります。こうしたアイスブレークは、トレーニングを兼ねますので、10回くらいやるとスピーチが本当にうまくなりますし、自信にもなります。

話す方だけでなく、聞くこともトレーニングできます。アドラー心理学でいうところの「相手の関心に関心を持つ」ということのトレーニングです。

メンバーが話していることについて、「なんでこの人はこのことを面白がっているのか、楽しんでいるのか」ということを考えながら聞くのです。相手自身や話の内容そのものに関心を持つのではなく、相手の「ものの見方」大げさに言えば「世界の見方」はいったいどういうものであるかということに注意を向けるということです。

そうすることで、相手を良いか悪いかという基準で裁くのではなく、相手を理解して受け入れようとする姿勢ができてきます。これが「相手の関心に関心を持つ」というトレーニングです。