- 作者: スティーブンパーマー,アリソンワイブラウ,Alison Whybrow,Stephen Palmer,堀正,自己心理学研究会
- 出版社/メーカー: 金子書房
- 発売日: 2011/07/15
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
コーチング心理学について概観できるハンドブック。コーチングが、カウンセリングのように広まっていくための基礎となる本だろう。
コーチング心理学全体としては、まだまだ混沌としているし、心理療法・カウンセリングの世界と同様に、さまざまな流派が並立している。しかし、この本を通読すれば、混沌とした世界もある程度すっきりと見渡すことができるだろう。
プロの仕事としてコーチをやっていこうとする人は、心理学をきちんと学んでおく必要があるということは明白だ。そのためにもこの本は役立つだろう。
以下、内容についてのメモ。
- 歴史
- プロフェッショナルコーチングの現状
- コーチング心理学者が使うアプローチ
- 解決焦点化(67.9%)
- 認知行動的(60.6%)
- 目標焦点化(45.9%)
- 行動的(45.9%)
- 認知的(42.2%)
- 人間中心的(39.4%)
- NLP(33%)
- コーチングの6段階
- 1 契約
- 2 関係の構築
- 3 アセスメント
- 4 フィードバック
- 5 目標設定
- 6 実施と評価
- カウンセリング-心理療法とコーチングの違い
- 初期の動機づけ:心理的問題、機能不全を取り除く:生活の質を高め、活動能力を改善する
- 介入の状況:生活のいずれか:目標により明確
- 変化への期待:きわめて不満足からほどほどの満足:ほどほどの満足からよりいっそうの満足