KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

教員になるために、リサーチ能力を付けるということは、どういうことなのか

島根大での教育工学会研究会のセミナーでは、小柳先生(奈良教育大)が、教員養成についてのレクチャーをしてくださったのですが、その中で、フィンランドの教員養成システムは、3年+修士2年で教職を取るという話が興味を引きました。

修士2年間でリサーチベースの力量を付けるとのことです。

教員になるために、リサーチベースの力を付けるということは、どういうことなのか? 教員に研究する能力が必要というのはどういうことなのか?

これは、教員に限ったことではないのですが、ルーチンワークでない仕事をする人には、すべてリサーチの能力が必要なんだと思います。つまり、何らかの改善やイノベーションが期待される仕事では、必ずリサーチが必要になるということ。

そして、とりわけ対人サービスの職種では、リサーチ能力が重要。というのは、人の個性の幅が広いから。いろいろな人に満足のいくサービスをするためには、たぶんルーチンワークではうまく行かない。そこでリサーチということになるのではないかと。看護職なんかでもリサーチというのはそういうことなんじゃないかな。