- 作者: リチャード・セイラー,篠原勝
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/10/27
- メディア: 単行本
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原典は1992年。エピソードなど工夫はしてあるけれども、どうも固くて読みにくいと思ったら、論文誌への連載論文をまとめて本にしたものだった。どおりで。
以下メモ:
- 適合性仮説
- 刺激と反応の適合性が重要。
- 両者がマッチしていないときは煩雑な知的操作が必要になり、うまくいかない。
- また特定の刺激に注意が集中してしまう傾向がある。
- 価値と選好
- 価値や選好はその導出過程において構築される。
- それは元々あるものでもないし、その認知でもない。
- 割引率の問題:近視眼的判断傾向
- 「日光に当たりすぎると皮膚ガンのリスクが高まる」は効かないけれども、「日光はシミやニキビの原因になる」は効く。
- 人間の行動は時間の経過に対して不変ではない。
- 朝は誘惑を感じないけれども、夜は食べ過ぎたり飲みすぎたりする。