KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

「反転セミナー」をやってみました

アーネットの企画で、「反転セミナー」でのセミナーをやりました。反転セミナーとは、セミナーでは講師が話をするのをやめて、実習だけにするというものです。講師の話はあらかじめビデオ収録をしておいて、セミナーの前に(たとえばYoutubeで)視聴してもらいます。つまり、「反転授業」のセミナー版なので「反転セミナー」です。

これはいいかもしれないです。セミナーの時間は2時間。通常、1時間ほどをレクチャーで使ってしまうと、実習時間は1時間となり、これでは足りないことが多いのです。結局のところ、話をもっと聞きたい人にも、実習をもっとやりたい人にも中途半端なもので終わってしまいます。レクチャーをあらかじめビデオで視聴しておいてもらえば、こうしたことはなくなり、時間のすべてを実習のために使うことができます。

参加者の感想を聞いても、肯定的でした。しかし、問題はこうした形式が多くの人に受け入れられるかどうかです。ただ、話を聞きに来たという人にとっては面倒なセミナーとして捉えられるかもしれません。それから、実際のところ、体を動かして実習するのが嫌いな人はいるものなのです。ですから、最初に参加予定者には「反転セミナー」はこういう方法ですよ、ということを納得しておいてもらうことが必要です。