IDE大学協会東北支部のセミナー「大学教育におけるICT活用の光と影」で話題提供してきました。以下の4人の話題提供でした。
- 基調講演 デジタル知識基盤と知の変容 吉見 俊哉氏(東京大学 副学長、大学院情報学環教授)
- 講演1 学習効果を高めるICTの活用法 〜反転授業も含めた授業設計〜 向後 千春氏(早稲田大学人間科学学術院教授)
- 講演2 本当は怖い「コピペ」問題 〜今後の日本の国際競争力への懸念 杉光 一成氏(金沢工業大学大学院 工学研究科教授)
- 講演3 情報化社会と情報倫理 篠澤 和久氏(東北大学大学院情報科学研究科准教授)
吉見先生の話はこんな感じでした。16世紀の大航海と活版印刷が大学の衰退をもたらした。21世紀のグローバル化とデジタル化は、ちょうどこれによく似ている。大学の知が秘伝から公開の時代になろうとしている。これはおそらく500年たった2回目の大学の衰退をもたらすだろう。
私は、大学のこれからは、秘伝から公開の時代をどう乗りこなしていくかということにかかっているように思います。MOOCsは、その試金石になるのでしょうね。