2024年10月4日(金)
和田秀樹『どうせ死ぬんだから:好きなことだけやって寿命を使い切る』(SBクリエイティブ, 2023)をKindle Unlimitedで読んだ。和田秀樹は、昔の「数学は暗記」論からあまりいい印象がなかったけれども、年を経てずいぶん変わったようだ。
https://www.amazon.co.jp/dp/4815617872?tag=chiharunosite-22
「メメント・モリ」は、死を意識しろという言葉だけれど、その対句として「カルペ・。それは「今日という日の花を詰め」という意味
しかし、ピンピンコロリというのは、言い方を変えると突然死ですから、本人もまわりも予期せぬ形で死を迎えることになります。……私は、ピンピンコロリよりも、死の準備ができるガンで死ぬほうがいい。
長生きするよりも、長生きすることで何をしたのか、ということのほうが大事じゃないですか。
終活なんてまったく必要ないと思っています。終活するより、残りの人生を充実させたほうが断然いい。
BMIが25を超えた人が一番長生きできるという結果が出ています。
そもそも論として、老後の蓄えというのは本来、老後使い切るための蓄えです。
財産を子どもに残すために自分がしたいことを我慢する、というのは本末転倒です。
最期に満足して死ぬために大切なのは、突き詰めると、この「老いを受け入れて、まだできることを大事にする」という考え方です。
「極上の死に方」とは、つまるところ、死ぬ間際まで「極上の生き方」を追い求めること。人生の幕が下りるまで、自分らしく生き抜くということです。